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障害手帳を持っている50歳の女性です。私はどんなサービスが使えますか?
あらすじ
「こんにちは、める子さん。今日はどうされましたか?」
「うーん、ちょっと相談があって…。私、若年性認知症で、障害手帳も持っているんですけど…あんまり詳しくなくて、どんなサービスが使えるのか、わからなくて。」
「それは心配ですよね。でも大丈夫です。障害手帳を持っている方なら、医療や介護、公的なサポートなど、いろいろなサービスが利用できますよ。詳しくお話ししていきますね。」
1. 医療サービスについて
「まず、医療面のサポートですが、障害手帳を持っている方には、医療費の助成制度が使えます。例えば、自立支援医療という制度では、精神疾患や認知症の治療にかかる医療費が軽減されます。また、定期的に通院する際の費用も一部負担してくれるので、経済的な負担が少し楽になるかもしれません。」
「そうなんですか…。病院に行くのもけっこうお金がかかるから、それは助かります…。」
2. 介護サービスについて
「それから、介護サービスもいろいろ利用できますよ。める子さんの場合、まだ50歳ですが若年性認知症であれば、介護保険を利用して介護サービスを受けることが可能です。介護保険の申請が必要になりますが私の方で色々と聞いて書類はこちらで記入できます。例えば、デイサービスやデイケアで他の利用者さんと交流したり運動したりすることができます。」
「デイサービスかぁ…。私、人と話すのがあんまり得意じゃなくて…。」
「そうですね。でも、デイサービスでも気軽に過ごせる場所もありますし、少人数で落ち着いた雰囲気の施設もあるんです。無理に話さなくても、他の人と一緒にいるだけで気分が変わることもありますよ。」
3. 公的サービスについて
「さらに、公的なサポートもあります。例えば、障害年金を受給している方なら、そのお金を使って生活費を補うことができます。障害者手帳を持っていることで、公共交通機関の割引や、施設の利用料が安くなるといったメリットもありますよ。」
「公共交通機関の割引…それは知らなかったです。外に出るときには役立ちそうですね。」
4. 精神的なサポートも大切
「最後に、精神的なサポートも重要です。認知症が進んでいくと、不安や落ち込みが増えることがあります。そんな時は、岐阜県若年性認知症支援センターで相談サポートも利用できますよ。若年性認知症カフェなんてのもあり、同じ悩みや境遇の方やそれに精通した相談員と話すことで気持ちが軽くなることもありますし、同じような悩みを抱える人と繋がることができる場です。」
「それもいいかもしれないですね。時々、不安になってしまうことが多いので…。」
「める子さん、障害手帳を持っていることで、医療、介護、公的なサービスのさまざまな支援が受けられることがわかりましたね。どのサービスを使うかは、無理なく少しずつ試していければいいと思います。困ったことがあれば、いつでも相談してくださいね。」
「わかりました…。ありがとうございます。ちょっと安心しました。」
| まとめ
める子さんのように、障害手帳を持つ方には、多くのサービスが利用できます。医療費の助成から介護サービス、若年性認知症カフェや相談窓口など、自分に合ったサポートを上手に活用することで、より安心して生活が送れるようになるでしょう。
青木内科・眼科 居宅介護支援事業所
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デイケアこもれび相談員
青木内科・眼科 居宅介護支援事業所ケアマネージャー
磯村 拓矢