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突然、母が倒れて「くも膜下出血」の診断。退院後の生活はどうしたらいい?
「母が草むしり中に倒れてしまって、すぐ病院に運ばれたんです。くも膜下出血だって。幸いにも麻痺はないけれど、高次脳機能障害が残ってしまって、どうしよう…退院後の生活が不安です。」
「お母さんの命が無事だったのは不幸中の幸いでしたね。でも、高次脳機能障害が残ってしまった場合、これからの生活に支障が出ることがあるので、いくつかの介護サービスやサポートが必要になるかもしれませんね。まずは入院先の病院にいるソーシャルワーカーさんと一緒に考えてみましょう。」
1. ソーシャルワーカーのサポート
「しおりさん、はじめまして。わたしはソーシャルワーカーといって、これからの在宅生活に向けてアドバイスや相談をさせて頂いています。まずはお母さんが退院後に安心して生活を送れるように、病院のリハビリだけでなく、自宅でも継続的なリハビリを受けられるように調整できたらと考えています。また、今後の介護サービスや、どんな支援が必要か一緒に考えていきましょう。」
「リハビリは続けないといけないんですよね。でも、家に戻ったらどうやって…?」
「大丈夫です。退院後もリハビリを続けるために、訪問リハビリやデイケアを利用できます。お母さんに合った介護サービスをケアマネさんと調整していきますので、安心してください。」
2. 訪問リハビリテーション
「そうですね。お母さんが自宅でもリハビリを続けられるように、訪問(訪看)リハビリが利用できます。理学療法士や作業療法士が自宅を訪問して、お母様の状況に合わせたリハビリをサポートします。」
「それなら母も自宅で続けられそうですね。でも、母は一人でどうやって日常生活を送るのか、心配です。」
3. デイケアのリハビリとサポート
「デイケアもオプションとして考えましょう。デイケアでは退院後から短期集中リハビリといって、退院日又は介護認定日を遡って三ヶ月間のみ集中してリハビリを受けることが出来ます。体を動かすことができるだけでなく、社会的な交流もできます。デイサービスのように一日利用もあり、入浴や食事、送迎のサービスがあるので、お母さんも安心して通えますよ。」
「母も外に出ることで、気分転換にもなりそうです。何より、家族も少し休めますね。」
4. 訪問看護と健康管理
「もう一つ、訪問看護も検討できます。看護師さんが定期的に訪問して、お母さんの健康管理や薬の管理をサポートしてくれます。何か体調が変わったときにも、迅速に対応してくれます。」
「そうですね。訪問看護を利用することで、専門的なケアを家にいながら受けられるのは大きな安心です。お母さんの状態に応じて、必要なケアを提供していきます。」
5. 福祉用具と住宅改修
「そして、安全面を考えて、家の中の環境も整える必要があるかもしれません。転倒を防ぐための手すりや、移動が楽になるベッドなど、福祉用具のレンタルや住宅改修も検討しましょう。退院までに試験外泊をして実際に家に帰ることをご本人様にもイメージしてもらうことで、足りないものや支障がないかなどを確認することも大切です。」
「家の中も工夫していくんですね。それで、母が安心して過ごせるなら助かります。」
| まとめ
退院後の生活に向けて、訪問リハビリやデイケア、訪問看護など、いくつかの介護サービスを利用しながら、お母さんの健康管理やリハビリを続けていくことが大切です。ソーシャルワーカーさんとケアマネージャーが一緒にサポートしてくれることで、安心して新しい生活をスタートできるよう準備が整えられます。
青木内科・眼科 居宅介護支援事業所
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ブログ記事担当
デイケアこもれび相談員
青木内科・眼科 居宅介護支援事業所ケアマネージャー
磯村 拓矢