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居宅介護支援事業所

病院受診の際に父だけではちゃんと内容とか聞けるか心配。そんな時はどうしたらいい?

あらすじ

しおりさんは最近、お父様が病院を受診した後に話を聞いても、内容がよくわからない様子に気づきました。最近は、廊下でつまずいたり、すり足気味で歩くことが増えて、心配が増しています。
今回は、ドクターあおきとケアマネージャーに相談して、どのようにサポートできるかを探っていきましょう!

1. 父の病院受診に対する心配

「病院から帰ってきた父に『どうだった?』って聞いても、ほとんど何も覚えていないんです。先生の話をちゃんと理解できているのか心配で…。最近、転んだりすることも増えているので、余計に不安です。」

「お気持ちわかります。高齢者の方には受診時の内容をすべて覚えるのが難しいことがあるんですよ。こういう場合は家族の方のサポートや、他のサービスを利用して適切に情報を共有する方法が必要ですね。」

2. 家族の付き添い

ご家族さんが診察に付き添うのが、一番確実で安心です。診察中に話された内容をその場で一緒に聴いてもらうことで大事な点を見逃すことがなくなりますしね。」

「でも、私も仕事が忙しくて、毎回付き添うのが難しいんです…。」

3. 訪問介護や通院介助サービスの活用

「その場合、訪問介護の “通院介助” サービスを使ってみてはどうでしょうか?このサービスを利用すれば、ヘルパーさんが病院に同行して診察内容を聞き取り、後で家族に共有してくれます。これで安心感が増すかもしれません。」

「それなら、私が一緒に行けなくても大丈夫ですね!」

「ただ、注意点としてはヘルパー事業所にその時間枠に空きがないことや人手がいなくて対応が難しいと言われることもありますので、あくまでオプションとして考えておいてください。」

4. ケアマネのサポート

「私たちケアマネージャーも、受診内容の確認やフォローアップをお手伝いできます。」

「診察時の情報をしっかりと共有するために “通院時情報連携加算” という仕組みもあります。これは、ケアマネージャーや医師が連携して、お父様の診察内容やケアプランに関する情報をしっかりと共有するためのものです。これで、しおりさんにも詳細を伝えることができます。まぁ、毎回はちょっと予定の都合的に難しいですがポイントとして大事な場面などには適していると思います。」

「すごいですね、そんなのあるんですねー!ケアマネさんが一緒に診察に立ち会ってくれるなら安心です。」

| まとめ

高齢者の病院受診は、診察内容を覚えるのが難しい場合があり、家族としては心配になるものです。家族が付き添うのが理想ですが、忙しい場合は訪問介護の通院介助サービスや、診察内容の録音が役立ちます。また、ケアマネージャーのサポートを受けることで、受診結果の確認がしやすくなり、通院時情報連携加算の活用により、医療と介護の連携が強化されます。

青木内科・眼科 居宅介護支援事業所
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ブログ記事担当
デイケアこもれび相談員
青木内科・眼科 居宅介護支援事業所ケアマネージャー
磯村 拓矢