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デイケアとデイサービスの違いは”〇〇”です
「いやーなんでしょうねー。あはは~」
なんてケアマネが言ったらちょっと、その方は怪しいかもしれません。笑
デイサービスは正式には”通所介護”(つうしょかいご)といって、文字通り通いながら介護を受けられる場所となります。主には、送迎から始まり、体温や血圧や脈拍などを測定し異常がないか確認したり、施設にあるお風呂をスタッフがお手伝いしながら安心して入浴できたり、ご飯もその方に応じて食事形態を変更したりしてお食事も提供しています。体操を少しやったり、レクリエーションといってその日ごとにちょっとした催し物やスタッフが考えたゲームを一緒に楽しんだりして夕方まで過ごしてもらう、そんな場所です。
デイケアは正式には”通所リハビリテーション”といって、通いながらリハビリを受けられる場所となります。デイケアという単語だけだと、リハビリは思いつかないですよね。笑
そんなデイケア=通所リハビリテーションでは、デイサービスとの違いがいくつかあります。
違い1:リハビリを主とした目的で運営している
これは文字通り、わかりやすいかと思います。デイサービスにも体操や運動をする施設は近年はありますが、デイケアはそれ以上にリハビリに特化しています。特化とは一体?次の項目で説明します
違い2:介護保険の中でもデイケアは医療系サービスに位置する
難しい単語はやめて、簡単に説明すると「お医者さんがあなたには運動が必要だから通うのを認めます」という主治医の先生の後ろ盾があるのでなんだか安心に感じませんか?この許可というのがミソで許可が貰えなかったらデイケアは通えません。
違い3:理学療法士をはじめとしたリハビリの専門士や知識を心得ている介護職がデイサービスより多く在籍しており、より今の身体機能を改善したい方、維持したい方におすすめです。
ただ小耳に挟んでおいて欲しいことがあります。
リハビリ専門士には大きく三つ、理学療法士=PT、作業療法士=OT、言語聴覚士=STがいますが、言語聴覚士の先生は他の二つの専門士に比べて施設にいる数としては少ないのが現状です。もしも、叶えたいことが「失語症で言葉が出にくくて何とかしたい」「言葉がしゃべりにくい」「嚥下障害があって困っている」そんな悩みのある場合は、わたしたちケアマネが持っている情報を頼りにしてください。いくつか提案することができます!
話は戻り、デイサービスの良いところをもう少しお伝えします。
先ずは施設の数がデイケアに比べて多いことや施設ごとに特色があり、中には独自性や特化型で利用者ニーズを引き出す取り組みをされています。こんなデイサービスがあるよ?っていうのをいくつかあげます。
・生活リハビリとして皿洗いや洗濯などの一部の家事を見守りや声掛けにて行う
・デイケアのように短い時間だけ、リハビリに特化して入浴食事は無しで運動だけ行う
・パチンコや麻雀で楽しみ、お風呂も体操もある。
・手芸や手作業を楽しみながら入浴や食事などを楽しむ。
・お泊りも希望に応じてできるデイなのにショート利用できる。
・ほとんどが年末年始などの季節休暇がお休みの中、365日営業。
・マッサージなどのサービスが少しある。 等々
デイサービスの良さって独自性とレスパイト(デイケアより長い時間施設にいる=家族の安心と時間が確保できる)だと思います。ここまで読んでくださった方はどっちの良さもわかって頂けたかと思います。デイケアはリハビリがしたい、デイサービスは楽しみたい、長い時間過ごしたいってところです。
わたしのおすすめは、“見学・体験に行ってみること” です。
介護サービスは何より、そこで働く 人 だとわたしは思います。合う、合わないって正直あります。
「あのお店の店員の態度が悪かった」、「あそこの接客は丁寧で気持ち良かった!」
わたしたちも日々の生活の中で感じるのではないでしょうか。
施設のスタッフはとても良いけど高齢者同士の人間関係で色々…というケースも勿論ありますが、そういった悩みや要望を施設に相談すると、状況が変わることもあるかもしれません。
ただ、言いにくいことだって人間誰だってあります。
そんな時は是非わたしたちに相談してくださいね!
青木内科・眼科 居宅介護支援事業所
岐阜市則武中3-5-15 デイケアこもれび内
TEL 058-216-0120
FAX 058-232-6585
ブログ記事担当
ケアマネージャー磯村 拓矢