ブログ
「要支援1や要支援2の人はどんなサービスが使えるの?」
あらすじ
トメ子さんは、独居だけど自分のことはまだ何とかできています。買い物は娘のしおりさん頼み。
ただ、周りの人が介護認定を受けたと聞いて自分も受けてみたかったとのこと。もしも要支援だった場合って、どんなサービスが使えるの?と、ふと思ったしおりさんはケアマネいそを呼ぶことに。
1.介護予防・日常生活支援総合事業(総合事業)
「いそさん、今日は要支援のことについて教えてください!」
「こんにちわ、しおりさん。お任せください!」
「要支援1や要支援2の方が利用できるサービスは、介護予防サービスと呼ばれるものが中心です。要介護の人が受ける介護サービスとは少し違って、身体機能や日常生活能力を維持するためのサービスがメインになります。」
2.使えるサービス
「んー、具体的にはどんなサービスが受けられるの?」
「例えば、通所型サービスに通って入浴したり、趣味活動や行事を楽しんだり、少し運動したりできます。通所型サービス=デイサービスと同じ内容です。」
「他には訪問型サービスというのがあって、お部屋の掃除をしてくれたり、買い物をお願いしたりできます。家に来てお世話してくれるヘルパーさんのことです。あとは、歩行器や手すりなどの福祉用具のレンタルして今の生活に必要なものを用意してくれたりするサービスもありますよ。」
3.要介護とは違う点
「なるほどね!要介護の人とはどこが違うの?」
「要支援の人は、基本的に介護予防に力を入れているので、身体機能の低下を防ぐことが目的です。なので要介護の人と比較すると、受けられるサービスの数が少ない、利用回数に制限がある場合が多いですね。具体的には要支援1でデイ利用するなら週に1回まで、要支援2なら週に2回まで利用できます。」
4.トメ子さんの困りごと
「私は買い物に行けないのが一番困ってるのよ。」
「買い物も訪問型サービスでヘルパーさんに頼むことができますよ。必要な物を紙に書いて、ヘルパーさんに買いに行ってきてもらえます。」
「ただし、これは介護保険で決まっていることになりますがたばこやお酒などの趣向品など、いくつか禁止されているものがあります。なのでヘルパーさんに ”何で買ってくれないんだ!” と言われても法律で決まっているんです。。すみませんとしか言えないんです。」
「あははは。笑 わたしはタバコもお酒も昔っから縁がないから大丈夫ですよ。」
「トメ子さんは健康志向でいいですね!」
「なるほど!要支援でもデイに通ったり、買い物や掃除などのサービスが受けられるんですね!母の生活が少しでも楽になるなら、積極的に利用してみたいです。」
| まとめ
要支援1や要支援2の方は、介護予防を目的とした訪問型サービスや通所型サービス、福祉用具などのサービスを利用できます。要介護の人と違って、サービスの利用回数に制限があることが多いですが、うまく活用すれば日常生活の負担を軽減することが可能です。
青木内科・眼科 居宅介護支援事業所
岐阜市則武中3-5-15 デイケアこもれび内
TEL 058-216-0120
FAX 058-232-6585
ブログ記事担当:ケアマネいそ
デイケアこもれび相談員
青木内科・眼科 居宅介護支援事業所 ケアマネージャー
磯村 拓矢