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居宅介護支援事業所

「母がショートステイを行きたくないって言って困っています。どうしたらいいですか?」

あらすじ

しおりさんより電話が入る。「ちょっといそさん、聞いてください!母がショートステイに行きたくないって言い出して、どうしたらいいか困ってます。私は仕事もあるし、子供の送り迎えもあるので」
そんな悩みって実は少なくないのです。では、ケアマネいそが紐解いていきます!

1. トメ子さんの気持ちを受け止めよう

「トメ子さん、ショートステイに行きたくないって娘のしおりさんからお聞きしましたが、暮らしはいかがですか?」

「うーん、なんだか慣れない場所に行くと落ち着かないのよ。家にいる方が安心だし、自分のペースで生活できるし…」

「慣れない場所は少し不安になることもありますよね。私も施設のスタッフにトメ子さんがリラックスできるように工夫するようお願いすることもできますが、しおりさん的にはどうですか?」

「母の負担が気になるのもわかります。でも、私もお母さんのために元気でいるために少し休みが必要で…。それでお母さんにショートステイをお願いしたんです。」

「しおりさんの気持ちも大切ですよね。お母さんが安心して過ごせるよう、私もサポートさせていただきます。」

2. 新しい楽しみやメリットを見つける

「トメ子さんが利用していたショートステイはたまたまお部屋の空きがあったところで選ばせてもらいましたが、元々トメ子さんはお裁縫をやられていたと思いますがレクリエーションで手縫いの編み物教室をやってるところもあるんですがトメ子さんちょっと興味沸きませんか?」

「そうそう、ショートステイって暇なのよ。お裁縫やるのは好きよ」

「ぜひ、トメ子さんの新作見せて欲しいです!」

「でも、そうは言ってもそんなに行きたくはないわね。正直」

「そうですよね、お気持ちはわかります。実は今までと違うショートステイもありまして、そこは事前に施設の方に聞き取りして、手芸やちょっとしたお出かけとかもあるんです。強制ではないですがお試しにどうですか?」

「そこまでおっしゃるなら、先ずは一回だけ行ってみてもいいわよ」

3. 今後のフォローアップ

「いそさん、助かりました。あれから母が前のところよりいいわよ、って前向きに行ってくれるようになりました。ありがとうございました!」

「それは良かったです。何かあればいつでも相談してください!しおりさんも、少しの間安心してお休みいただければと思います。」

| まとめ

トメ子さんがショートステイに前向きに取り組めるよう大切なのは、ご本人様が何を望んでどんなものになら心が躍るかを知ることです。そして、ケアマネージャーはそれぞれのショートステイの強みやどこまでご本人様の願いをカタチに出来るかを探っていき、マッチングさせます。もしもショートステイが合わないと感じたり拒否がある場合は一度、ケアマネージャーに本人様の生活歴やこだわりなどをお伝え頂けると助かります。

青木内科・眼科 居宅介護支援事業所
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ブログ記事担当:ケアマネいそ
デイケアこもれび相談員
青木内科・眼科 居宅介護支援事業所 ケアマネージャー
磯村 拓矢